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藍染の絞り方によって表現できるデザインとその染め方


藍染の絞り方によって表現できるデザインとその染め方

伝統的な染色技術として日本でも古くから親しまれてきた藍染。

その藍染には染め方が多数あり、染め上がりのデザインも様々です。
そこで今回は、藍染の絞り方によって表現できるデザインとその染め方をご紹介します。

藍染デザイン1:筒巻き絞り

藍染デザイン:筒巻き絞り

藍染のデザインの中でも、水面にできる“さざ波”のような美しい模様が特徴の「筒巻き絞り」。

筒巻き絞りは、涼やかな水面の揺らぎだけでなく、夏の夜空や爽やかな青空などが表現できる絞り方です。

筒巻き絞りの染め方

筒巻き絞りは、まず生地を筒状のものに巻きつけた後、しわを寄せながら一定方向に向かって生地をたくし上げます。
そして最後に、ほどけないようゴムなどで固定してから染料で染めていきます。

筒巻き絞りによる藍染デザイン

こちらは筒巻き絞りで染め上げた藍染のTシャツです。
深みのある藍色と、揺らぎのある水面のような模様が涼しげな印象を与えてくれます。

藍染デザイン2:雪花絞り

藍染デザイン:雪花絞り

「雪花絞り」とは、愛知県の有松に古くからある技法で、板締め絞りのひとつです。

雪花絞りで染めた生地は、雪の結晶や花のような模様になることから、藍染の反物や浴衣のデザインとしても人気があります。

雪花絞りを使った藍染デザイン

生地を幾何学的に折り畳み、板などで挟みます。そして板がずれないように、ゴムなどでしっかり固定後、染料で染めていきます。

雪花絞りを使った藍染デザインの例

生地の折り畳み方によってさまざまなデザインができるため、浴衣や反物に限らず、手ぬぐいや帯、その他の小物にも活用されています。

藍染デザイン3:巻き上げ絞り

藍染デザイン:巻き上げ絞り

「巻き上げ絞り」とは、その名の通り、紐を巻き上げて模様の輪郭を作り、染め上げる絞り染め技法のひとつです。

巻き上げ絞りを使った藍染デザインの例

巻き上げ絞りは、生地に同じ幅でヒダを寄せたり、蛇腹に折り畳んだ後にゴムや紐を巻き付けたりして染めていきます。

巻き上げ絞りを使った藍染デザインの例

この染め方は、生地を絞る際のヒダの動かし具合や、紐の巻き方によって白地の出方が変わるため、デザインの幅が広いのが特徴です。

藍染デザイン4:むらくも染め

藍染デザイン:むらくも染め

藍染のデザインの中でも、全体に濃淡がある模様が特徴の「むらくも染め」。
むらくも染めの染め方は、生地を両手の指でわし掴み、ランダムにヒダを寄せてゴムで固定して染めます。

むらくも染めを使った藍染デザイン

むらくも染めでは、ヒダの大きさや固定の強弱によって染まる面積に差が出るため、染め上がりが雲間のような模様のデザインになります。

むらくも染めを使った藍染デザインTシャツ

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今回は、4つの藍染定番デザインをご紹介しました。

「藍四十八色」という言葉の通り、一つ一つに色の違いがあり、染め上がるまでどんな柄に出会えるかわからないのが藍染の魅力です。
ぜひ、この味わい深い藍染の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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