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Column
祭りの衣装と言えば?本格的な装いで楽しむには法被・半纏以外にどんなアイテムが必要?

祭りの衣装として、ひと際目を引く本格的な法被や半纏。
祭りで着るものと言えば真っ先に思い浮かべる法被や半纏ですが、本格的なお祭りスタイルを楽しみたいと思っていても、法被や半纏以外に何が必要なのかよくわからない…という方も少なくありません。
そこで今回は、本格的な祭り衣装を楽しみたいと考えている方のために、日本で古くから伝統的に着用されている祭りの衣装についてご紹介します。
目次
祭りの衣装に法被・半纏を着るようになった由来とは?
祭りの衣装として代表的な法被・半纏ですが、どうして祭りの衣装として使われるようになったのかご存じでしょうか?
実はもともと法被・半纏は、江戸時代の職人や火消しなどが自分の所属を示すために、背中に家紋や団体のロゴを入れてとして着用していました。
それが祭りで使われるようになったのは、ある祭りの中心的な役割を担っていた人が、その頃広くユニフォームとして着用されていた半纏を着たまま祭りを取り仕切っていたのがきっかけだと言われています。
それが祭りの正式な衣装として広く浸透し、その後、代々受け継がれていったのだと考えると、法被・半纏の歴史にも面白さを感じます。
伝統的な祭りの衣装とは?必要なアイテム

祭りの衣装と言えば、やはり法被・半纏ですが、伝統的な祭りの衣装として着用する時にどんなアイテムが必要なのか気になりますよね。
実は、気軽な祭りやイベントの場合は、法被・半纏の下にTシャツやタンクトップなどをインナーとして着る場合もありますが、伝統的な神事として祭りを行う場合、法被・半纏には「鯉口シャツ」や「ダボシャツ」、山車や神輿を担ぐなら「腹掛け」を着用するのが一般的なコーディネートとなります。
聞きなれないアイテムの名前もあると思いますので、伝統的な祭りの衣装として必要なアイテムにはどんなものがあるのか、小物とあわせて一つずつご紹介します。
関連記事:「法被の正しい着方とおしゃれに見せるアレンジテクニック」
祭りの衣装①:ダボシャツ・鯉口シャツ

祭りの衣装として一番に思い浮かべるのが法被・半纏ですが、一般的にそのインナーとして合わせるのがダボシャツや鯉口シャツです。
ゆったりとしたシルエットのダボシャツと、体にぴったりとしたシルエットの鯉口シャツ。
ダボシャツや鯉口シャツの定番は白や黒ですが、最近では様々な柄のものが増えてきており、名前やロゴを入れてお揃いにすることで、祭りの一体感を高めることができるのも魅力です。
もちろん、祭りの際には手持ちのカットソーを合わせることもできますが、ダボシャツや鯉口シャツを法被・半纏と合わせることで、伝統的でありながら粋な雰囲気を演出することができるので、祭り衣装として揃えておきたいアイテムです。
祭りの衣装②:ダボパンツ・股引

祭りの衣装として法被や半纏のインナーとしてダボシャツ・鯉口シャツを合わせるなら、揃えておきたいのがダボパンツや股引です。
ダボパンツは、ダボシャツと同じように全体的にゆったりとしたシルエットが特徴で、反対にぴったりとしていて足首に向かって細くなっていくシルエットなのが股引。
どちらも伝統的な祭り衣装として定番なので、好みのスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
祭りの衣装③:腹掛

祭り衣装に馴染みがないと「腹掛(はらがけ)」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、祭りで山車や神輿を担いでいる人が、お揃いで着ている前掛けのような衣装を見たことはありませんか?
実は、腹掛は江戸時代に大工などの職人の前掛け(エプロン)がルーツになっている祭り衣装の一つで、地域によって「どんぶり」「胸当て」「江戸腹」「寸胴」など、様々な呼び方があります。
もともと腹掛は、動きやすくて丈夫な作業着として職人たちの間で活用されていたと言われており、揃いの腹掛を身に付けて山車や神輿を担ぐと、祭りの一体感はもちろん、粋でいなせな雰囲気を演出することができるのも魅力です。
祭りの衣装④:帯

祭りの衣装の中でも、着こなしのワンポイントになるのが帯です。
法被や半纏の帯としては、角帯・平ぐけ帯・巻き帯などが代表的で良く使われています。
祭りの衣装を格好よく粋なイメージにしたい場合は角帯、普段着のようにこなれた着付けをするなら平ぐけ帯、華やかで明るい印象にするなら巻き帯…など、チームの好みやイメージから色や柄を選ぶことができるもの祭り衣装の醍醐味です。
関連記事:「半纏の帯はどう選ぶ?帯の種類や選び方のポイントとは」
祭りの衣装⑤:手ぬぐい(ハチマキ)

祭りの際に巻き方などで個性を出しやすいアイテムが手ぬぐいです。
主にハチマキとしてねじって頭に巻いたり、広げてかぶったり、汗をぬぐうために首にかけておいたりすることができるため、その日の気分や手ぬぐいの柄に合わせて使い方を変えることができ、楽しみ方は千差万別。
結び方も単にねじって結ぶだけでなく、「くわがた」や「喧嘩結び」、かぶり方も「喧嘩かぶり」や「道中かぶと」など、魅せ方も豊富にあるため、みんなとお揃いにしても良し!個性を出しても良し!なアイテムです。
関連記事:「手ぬぐいの巻き方・かぶり方」
祭りの衣装⑥:足袋・雪駄・草鞋


祭りの衣装として法被・半纏に合わせる足元のアイテムといえば、地下足袋・雪駄(せった)・草履(ぞうり)などがあります。
特に地下足袋は、足裏部分がゴム底になっていたり、エアークッションが入っていたりするものも多く、山車や神輿の上に乗った場合の落下防止としてや、うっかり他人の脚を踏んでしまった際のけが防止にもなります。また、祭りでは直接地面を歩くため、足裏にクッション性があると、長時間歩いても腰や膝に優しく安心です。
他にも、足袋以外に祭りの衣装の定番としては、雪駄(せった)や草鞋(わらじ)なども良く使われています。特に雪駄は、古くから神事にまつわる祭りで履く習慣があるため、祭りの衣装に合わせて履くと小粋な印象になるだけでなく、日本の伝統を感じさせるのも魅力の一つです。
本格的な衣装で祭りを楽しむなら
伝統的な祭りでは、法被・半纏と併せて一緒に着用する小物などもみんなでお揃いにすることで、より一層一体感を出すことができ、祭りの雰囲気を盛り上げることができます。
水野染工場なら、染物職人が一点一点丁寧に製作するオーダーメイドが可能なので、日本の伝統的な本染を使った法被・半纏など、本格的な祭りの衣装を揃えるのにぴったりです。
もし、祭りの衣装でお悩みの場合は、ぜひ一度水野染工場にご相談ください。
祭りの法被や半纏、小物についての詳細はこちら
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