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2023.07.05

2023.06.21

コラム

酉の市とは?意外と知らない酉の市の由来や縁起物・熊手の意味

酉の市とは?意外と知らない酉の市の由来や縁起物・熊手の意味

毎年11月に全国の神社や寺で開催されている「酉の市(とりのいち)」ですが、皆さんはその由来と歴史についてご存じでしょうか?

「酉の市」という名前や、その名物ともなっている「熊手」については聞いたことがあるという方は多いかもしれませんが、いざ酉の市の由来を聞かれると説明できない…という方は少なくありません。

そこで今回は、もっと酉の市を楽しむために、その由来について解説するとともに、縁起物である熊手の意味や買い方・持ち帰り方について詳しくご紹介します。

酉の市とは?その由来と歴史

酉の市とは?その由来と歴史

「酉の市」とは、東京・浅草の鷲神社などをはじめとして、日本各地の鷲(おおとり)神社や大鳥神社、酉の寺など、鳥を信仰する神社や寺で行われている年中行事の一つ。

「大酉祭」や「お酉様」とも呼ばれるこの酉の市は、毎年11月の酉の日(十二支による日付の数え方)に行われ、開運や商売繁盛を祈願する祭りとして多くの人で賑わいます。

そんな酉の市ですが、実はその由来については、農民たちの収穫祭が始まりだという説だけでなく、神道と仏教においても、それぞれ異なる説があります。

酉の市の由来:神道

神道においても酉の市の由来には諸説あるのですが、どちらも日本武尊(やまとたけるのみこと)に起因するものとなっています。

一つ目は、大鳥神社の祭神である日本武尊が11月の酉の日に亡くなったことに由来するという説です。そしてもう一つ、浅草の鷲神社で受け継がれている説では、東夷征討の戦いに勝利した日本武尊(やまとたけるのみこと)が鷲神社にお礼参りに訪れた際に、松の木に熊手を立て掛けて祭りを行ったのが酉の日だったことが始まりとなっています。そしてその後、酉の日が神社にとっての祭礼日となり、現代のような酉の市と呼ばれる行事となっていったそうです。

酉の市の由来:仏教

仏教による説では、鷲妙見大菩薩の開帳日に立った市が酉の市の由来だとされています。

1265年(文永2年)11月の酉の日、日蓮宗の宗祖である日蓮が国の平穏を祈っていた際に、星が明るく輝き出し、鷲の背に乗った“鷲妙見大菩薩(鷲大明神)”が現れたそうです。それにちなんで、11月の酉の日に、鷲山寺から浅草の長國寺への鷲妙見大菩薩の出開帳(※1)が行われるようになったとのこと。

その後、1771年(明和8年)に浅草の長國寺に鷲妙見大菩薩が勧請(※2)されたことにより、11月の酉の日に開帳されるようになったのが、現在の酉の市の起源だとされています。

※1 出開帳(でがいちょう):寺院の本尊を多くの人がお参りをしやすい場所に出して行う行事のこと
※2 勧請(かんじょう)  :神仏の分身や分霊を、他の場所に移して祀ること

酉の市の由来:農民たちの秋の収穫祭

酉の市の起源として代表的なのが、花又村(現在の東京都足立区)の鷲大明神周辺の農民たちが行っていた収穫祭に由来するという説です。

鷲大明神とは前述の鷲妙見大菩薩のこと。別名「鶏大明神」とも呼ばれ、当時の氏子は鶏肉や鶏卵を食べない慣習があったため、秋の収穫祭では生きた鶏を奉納。祭りが終わった後には、その奉納された鶏は浅草寺の観音堂にて放たれたと言われています。

一時期は参拝者も増え、盛り上がりを見せた酉の市。しかし、社前での辻賭博が問題となって禁止令が出された結果、酉の市の盛況ぶりが浅草にある鷲大明神の方へと移り、現在では、そちらが代表的な酉の市として有名になったそうです。

酉の市の縁起物「熊手」の意味や名前の由来

酉の市の縁起物「熊手」の意味や名前の由来

酉の市の代表的な縁起物と言えば「熊手」ですが、どうして熊手が縁起物となっているのかご存じでしょうか?

「熊手」という名前は、先の形が熊の手に似ていることに由来しているのですが、もともとは落ち葉や収穫物をかき集めたりするなどで農具として使われていたもの。その“かき集める”という用途から“福や金銀をかき集める”という意味に転じ、商売繁盛や開運などに後利益がある縁起物の一つとして、酉の市で売られるようになりました。

この熊手は、商売が繁盛していく様子に合わせて、毎年少しずつ大きなものに買い替えていくのが縁起が良いとされています。さらに、値切れば値切るほど縁起が良くなるとも言われているため、言い値で買うのではなく、売り手との駆け引きを楽しみながら値切り、その値切った分をご祝儀としてお店に渡すのが、粋な振る舞いとされています。

こうして購入した熊手は、福をかき集めるように高く掲げながら持ち帰り、玄関やリビングなどの少し高い場所に飾ったり神棚や仏壇に供えたりすることで、ご利益を呼び込むことができるそうです。

商売繁盛を願う酉の市!おすすめの縁起物アイテムとは?

商売繁盛や開運を祈願する“酉の市”ですが、せっかくならそのご利益にあやかりたいものですよね。
ここからは創業明治40年の水野染工場が、縁起物をモチーフにしたこだわりの伝統製品をご紹介します。

酉の市の縁起物!熊手モチーフの手ぬぐい

手ぬぐい 「酉の市 墨色」

こちらは、酉の市の縁起物として知られる熊手がモチーフとなった手ぬぐいです。

熊手には「福をかき集める」「鷲づかみする」という願いが込められており、この縁起物でいっぱいに飾られた熊手をシックに白抜きしたデザインはインテリアにもぴったり。

普段のお出掛けや酉の市に訪れる際の手拭きとしてはもちろん、タペストリーにして楽しむこともできるため、ぜひ商売繁盛の縁起物として飾ってみてはいかがでしょうか?

製品名 手ぬぐい 「酉の市 墨色」
サイズ 約35×100cm
生地 特岡
染色方法 捺染

商品詳細はこちら

笑う門には福来る!贈り物にもぴったりの手ぬぐい

手ぬぐい「笑門来福」

ハロウィンの装飾を考える際にフラッグと並んで店内を盛り上げてくれるのが、こちらのハロウィン仕様のタペストリーです。

こちらの手ぬぐいは、おかめとひょっとこのお面をモチーフにした一枚。「笑門来福(しょうもんらいふく)」の言葉通り、笑顔になれば心身ともに健康になり、すべての福に結び付くというイメージでデザインされています。

開運を祈願する酉の市に訪れる際のお供としてはもちろん、福を呼び込みたい節分の季節の額装や、夫婦円満を願う贈り物としてもおすすめのアイテムとなっています。

製品名 手ぬぐい「笑門来福」
サイズ 約35×100cm
生地 特岡
染色方法 捺染

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縁起物と言えば七福神の大漁旗!

手ぬぐい「笑門来福」

こちらは、福徳の神として信仰されている七福神と、漁船が大量を知らせるために掲げる大漁旗を組み合わせた縁起の良いアイテム。

七福神以外にも、龍やだるまなどの縁起物だけでなく、雛人形や鯉のぼりなどをモチーフにしたデザインもあるので、名入れをして記念品にしたり、節句の贈り物にしたりと用途はさまざま。こちらの大漁旗は大きなサイズはもちろん、30×45cmと小さなサイズでも製作することが可能なので、縁起物としてお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか?

製品名 大漁旗(731C)
サイズ 各種
生地 綿生地 化繊生地
染色方法 綿生地(ナッセンジャー)
化繊生地(分散昇華染)

商品詳細はこちら

運が上を向く!大漁旗柄クッション

大漁旗柄クッション(TCZ-2)鯛-1

こちらの大漁旗柄クッションは、 “運が上を向きますように”と上向きの鯛がデザインされたアイテムです。

モチーフだけでなく大漁旗独特の鮮やかな色使いが特徴的なこちらのクッションは、店内の雰囲気作りやインテリアのアクセントとして使うのもおすすめ。その他、結婚祝い、還暦祝い、節句祝いなど、さまざまなシーンでの贈り物としても喜ばれています。

製品名 大漁旗柄クッション(TCZ-2)鯛-1
サイズ 約45×45cm
生地 綿生地 化繊生地
染色方法 綿生地(ナッセンジャー)
化繊生地(分散昇華染)

商品詳細はこちら

伝統的な藍染をもっと近くに

伝統的な藍染製品を取り扱う水野染工場「日比谷オクロジ店」
- 世界中を、感動で染める -
水野染工場では印染商品を中心に、図案から染色、縫製までを一貫して制作。様々な伝統技法を用いて、お客様の「想い」に寄り添う商品をひとつひとつ、心を込めて染め上げます。

日比谷オクロジ店

水野染工場「日比谷オクロジ店」は2店舗あり、1号店では藍染体験やリメイクを、2号店では手ぬぐいや藍染アイテムを販売をしています。手ぬぐい、のれん、半纏・法被、旗など、印染製品のオーダーメイドを直接ご相談いただけます。
ぜひ染物をお手に取ってご体感ください。
    水野染工場「日比谷オクロジ店」
  • 〒100-0011 東京都千代田区内幸町一丁目7-1 JR高架下
  • ・JR有楽町駅 日比谷口 徒歩6分
  • ・JR新橋駅 日比谷口 徒歩6分
  • ・東京メトロ銀座駅 徒歩6分
  • ・東京メトロ日比谷駅 徒歩6分
  • ・都営地下鉄内幸町駅 徒歩5分

藍で人と自然を結び、藍で人と人が繋がり、藍で楽しむ

藍染体験ができる「藍染結の杜」
- 世界中が、藍を楽しむ -
自然豊かな美瑛町で、原料となる藍の栽培から藍染を行い、人と自然を藍で結びたい。そして美瑛町の景色にある美瑛ブルーと藍染の色合いが重なり合い、伝統的な美しさを新しいカタチで表現していきます。

藍染結の杜

藍染結の杜には、藍染体験(予約制)、各種藍染製品のショップ、藍茶が飲めるカフェがあります。
北海道美瑛町の絶景を一望できる丘が敷地内にあり、写真スポットとしてもお勧めです。
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    藍染結の杜(あいぞめゆいのもり)
  • 〒071-0474 北海道上川郡美瑛町字拓進(拓真館前)
  • ・JR美瑛駅から車で約15分、レンタサイクルで約40分​
  • ・旭川空港から車で約30分
  • ・JR旭川駅前から車で約45分

各種印染製品のオーダーメイドについて

水野染工場では、半纏(法被)、暖簾、大漁旗、幟、社旗、旗(フラッグ)など、各種印染製品のオーダーメイドを承っております。
>>商品一覧を見る
オーダーメイドに関するご相談は下記よりお願いいたします。

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お客様からの口コミ

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★★★★★

2024.04.10

四国三大祭り「新居浜太鼓祭り」を盛り上げる約50台の太鼓台(山車)のひとつ長野太鼓台の旗や幟は水野染工場さんにな発注させて頂いております。これまで製品は全て満足できる仕上りで、迅速で丁寧なご対応をいただいております。

★★★★★

2024.03.15

丁寧な接客に満足(^^)してます。

★★★★★

2023.08.04

手ぬぐいの種類が豊富です。

★★★★★

2023.07.28

★★★★★

2023.07.03

今年の3月に娘のソフトボール部の先輩に送るためにユニフォームベアを購入しました。あまりのかわいさに、我々現3年も購入してしまいました。
先輩達にも大変喜んでもらえたのですが、残念ながら写真を撮ることが出来ませんでした。
先日娘達にも、最後の試合前にユニフォームベアを渡しました。最後の試合は負けてしまいましたが、一緒にいい写真が撮れました。
とても喜んでくれたので、本当にここでお願いして良かったと思います。ありがとうございました♪

★★★★★

2023.06.26

結婚式のお祝いに大漁旗を注文しました。披露宴のスピーチ途中でぱっと広げたところ、皆さんビックリされて大受けでした!
完全オリジナルデザインですが細部まで正確に仕上がり、ぼかし具合も絶妙で大満足です。

★★★★★

2023.03.28

店舗用の暖簾を作成して頂きました。暖簾はお店の顔なので安価な印刷物では無く染物が良かったのでこちらにお願いしました。生地、裏まで染まった文字は良い風合いがあり大変満足しています。値段も納得のいく価格で提案、やり取りもスムーズでした。

★★★★★

2023.02.28

★★★★★

2023.02.13

卒団の記念で作成していただきました。
出来上がりのレイアウトを送っていただき、細かい部分の修正も快く引き受けてくれたり、生地のサンプル品も送っていただいて、要望通りの作品となりとても満足してます!

★★★★★

2023.02.13

2023年1月にアメフトチームの旗(4.5M×3M)を注文させていただきました。(ご参考までに、伸縮ポールと合わせて13万円程度。)
ご対応も、品質も、大満足でございます。

納期に関して随分とわがままを言わせていただいたのですが、何とか間に合うようにと、超特急で作成いただき、大変感謝しております。
最初にお電話でご相談させていただいたのが1月20日(金)。
発送を頂いたのは翌週の1月25日(水)。
東京で受け取ったのが1月27日(金)。
と大変スムーズなやり取りでした。
これから旗を作成されるご予定の方は、水野染工場さん、とてもおすすめですよ!

私たち川崎グリズリーズは、JPFFというアメフトリーグで、11年ぶりの東日本大会優勝がかかった試合に臨むところでした。
チームを盛り上げるために、思い切って大きな旗を作成いたしましたが、そのおかげもあってか、無事優勝することができました。
ありがとうございました!

★★★★★

2023.02.06

ユニベアを注文しました。
とても丁寧な対応をして頂き、商品も想像以上の素敵な仕上がりで大満足です。
早くて安く本当に感謝の気持ちでいっぱいです!また、何かありましたら
是非お願いしたいです。
ありがとうございました☆

★★★★

2022.11.15

店員さんの対応が親切で大変良かった。
何回か動物マスク買いに行くたびに、店員さんの対応に感心します。

★★★★★

2022.11.02

主人の還暦祝いに、お客さん達からのプレゼントにこの大漁旗を選びました。色あざやかでとても素敵な贈り物ができました。ありがとうございます( ´ー`)

★★★★★

2022.10.20

ミニバスのチーム旗をご制作頂きました。
旗が完成するまでの間、担当の保護者さんと何度も何度もやりとりして頂き、とても素晴らしいチーム旗を完成させて頂きました。
チーム関係者一同、心より感謝しています。この先、ずっと何年も子供達を励まし続けてくれることと思います。
本当に有難うございました。

★★★★★

2022.09.25

本当に丁寧な説明、早い納品、どれを取っても素晴らしい対応ありがとうございました!

今後、日除け幕だけではなく暖簾の検討もしたいなと思ってるのでまたよろしくお願いします!!

★★★★★

2022.09.17

先日、よさこい旗の製作を注文しました。
私の下手くそな手書きのイメージ画からデサインを起こして頂き、何度も手直し修正のご対応にお付き合いして頂きました。
お陰様で、イメージ以上に素敵な旗が出来上がり、大変満足しております。
今回で2回目の注文でしたが前回以上に満足しております。

★★★★★

2022.07.30

のれんを作って頂くのが初めてで色々不安もありましたが、お店の対応も良く出来上がりは綺麗な藍染めで、生地の感触もよく喜んでいます。
ありがとうございました。

★★★★★

2022.07.21

暖簾も印半纏も素晴らしい仕上がりでした
角字も対応していただけます

★★★★★

2022.06.07

手拭いですボトル包みは勉強になりました。
手拭いでお客様や大切な人にお渡しできるシリーズを見たいです。平成29年岡崎さんに緑が丘グリーンボーイズ野球少年団旗をお世話になった大木と申します。今団旗のタオル版検討中です。
あと、他の団体の方にも口コミしました。

★★★★★

2022.05.06

水野染工場さんには店舗幕の制作中とても親切に対応していただきました。完成品はこちらの要望以上で満足しています。
アフターサービスも申し分なく、とても感謝しております。
工芸ギャラリー邁

★★★★★

2022.02.23

自分用と贈答用でお世話になりました。
デザインや生地選び、染め方など、素人の私が理解できるくらい丁寧でした。
初めてお願いしたのが、水野染工場さんで本当に良かったです(*^^*)
大満足です☆

★★★★★

2022.01.06

デザインの構成画について色々と相談、修正の対応をしていただきました。
何度でも色んなパターンで作成して頂けたのがよかったです。
お陰様で、思っていた以上の素敵な横断幕を作成していただきました。
ありがとうございました。

★★★★★

2021.12.26

丁寧に相談にのっていただきました。とても品質も良く大満足です。

★★★★★

2021.10.01

最近は旭川土産として、動物マスクを買わせて頂いてます。

★★★★★

2021.08.30

思っていたより少し明るい色でしたが、お店に合っていてとても気に入りました。
素敵な暖簾に仕上げてもらって、緊急事態が終わり営業再開するのが待ち遠しいです。
ありがとうございました!

★★★★★

2021.07.27

今回で2回目の注文をさせて頂きました。
伊豆の漁師たちの間でも評判が良く
噂通りの対応の良さと品質の良さに
驚きと感謝しかありません。
友人の新船祝いにプレゼントし
大変、喜んで頂きました!
毎回不慣れなイメージデザインに
丁寧に対応していただき
そして、お手伝いまでして
頂きありがとうございました。
またご利用できる機会がありましたら
是非!よろしくお願い致します。

★★★★★

2021.07.21

息子が誕生日した記念に両親からプレゼントしてもらいました。
一生モノの素敵な大漁旗、大満足です!!

★★★★★

2021.06.24

娘が動物マスクのお気に入りなので
新たに購入しました。

こちらの手違いでサイズを間違って購入したのですが、
敏速丁寧に対応いただきました。

★★★★★

2020.04.29

手作りマスクのこと、電話で問い合わせ。丁寧に応対して頂く

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